(Commons.Jp寄稿)それぞれが正しいと思う子育てを、とことんやってみよう!|コロガルオヤタマゴ VOL.04


(Commons.Jpサイトに寄稿した内容です)

「子どもは自然の中で育てるもの」そう思っていた私と、都会の子育て?
出産前後は愛知の片田舎に里帰り、菜の花に戯れる蝶々を追ったり草花やバラの花を愛でたり、庭畑でノンビリ過ごしていました。
産後の経過も順調だったので、1か月後、さっそく旦那の待つ東京に戻ることにしました……

が。
「さて私たち、東京のどこで過ごしましょうか?」

(↑地域の子育て冊子をしっかり読んでいない疑惑も)
「子どもは自然の中」と思っていた私。当初、子連れで建物に入っていくイメージを持っていませんでした。
その後、「ほほう、子育て支援センターという親子広場」「ほほう、児童館では乳幼児向けのサークル活動」「ほほう、あの出版社では読み聞かせイベントを」などと周囲から情報を得ていくわけですが、そもそものスタート時点からズレていた私、「うーん……これは自分の子育て観的にシックリこない……」そんな状況もまだ色々あります。
自分の子育て観は、この環境では合わないようだな。
むしろ、自分の子育て観は、子どもにとって良くないのかな。
思考が深みにハマると、だんだんすべてが不安になります。
遊び方……人工と自然……。
安全に対する考え方……管理と自由……。

それぞれが正しいと思う子育てを、とことんやってみよう!
まずは、自然派オヤタマゴのあなたに朗報です。
東京でも、子どもたちが廃材や火を使って自由に自然の中で遊べるという「冒険遊び場(プレーパーク)」があちこちに出来つつあります。「自主保育」の取り組みも。そういえば、先日このCommons.jpサイトにも「“野放し”で子どもを育てるコミュニティ(フリーレンジ)」の記事が掲載されていましたね。
子育てに「これが正解です!」はなくて(それは育っていく子どもたちが後から判断してくれること)、まずは「オヤタマゴそれぞれがやりやすい子育てが正しい」んだと、私は思っています。思うことにしました(笑)。
子育てに関する主義主張、ピリピリしたオヤタマゴにとっては不安の材料になりやすく、「子育て世代が手をつなごう」という横で、「“女の敵は女”ともいうような島宇宙化」が見え隠れしたりもします。
「それぞれが正しいと思う子育てを、それぞれにとことんやってみよう!」
安心してそう思える社会。それを後押ししてくれる社会。
どうしたらそんな社会になるのかな?
自然育児やお稽古など色々な子育て方法の紹介、子育て観を気楽に共有できる場……、何よりも、「多様性を受け入れられる人に」「創造性そして自主性がある人に」 これからの子どもたちにそうあってほしいと願う姿を、オヤタマゴを含めた大人たち自身が目指していけたら……(これ自分にも言い聞かせています!)そんな社会は“今ここにある”かもしれません。
日本の哲学者/教育学者である苫野一徳さんのツイート、同じニュアンスを感じました。最後に紹介してみます。


既存の環境に「適応する」ことを強いるんじゃなく、オヤタマゴ(そして子どもたち)にとって心地のいい子育ての場を築き上げていける、そんな社会に、みんなでしていきたい。ですね!(^^)
……さて、今回はあちこち横道に入りそうになる内容でした。「多様性を受け入れ」と言いながら「自分の子育て観的に合わない」一考の余地アリアリだろ……という状況があります、それは次回にまた……。