明日、ママがいない「心にクッションを」そして「みんなで考える」

ドラマ「明日、ママがいない」
最終話の放送がおわりましたね。



放送前から賛否が飛び交っていましたが、私は賛成&好きだな、このドラマ。
(最初、子役のすさまじい演技ぶりに「子役たちを取り巻く環境は??!?」 若干ひいてしまったのも事実ではあるが……)



ちょうど児童養護の世界に関わりたく情報を収集している中で耳にした問題
「え。。日本の施設は、今そんな状況なのか。。」が詰まっていたように思います。

・虐待や育児放棄による保護件数の増加。
・里親問題。
・心の傷を守るために、周囲を陥れたり
 嘘をつくといった歪みが出るケース。
 (↑これは施設の子に限らず、誰でも)
・18歳になって、すぐ独立可能か。等々

その他「施設による待遇の違い@格差」
「実子側の心の問題」等々も聞きますが
何はともあれ、まず
「児童養護で今起きている問題を周知」
そして
「これから子どもを育てる親の心構え」
「子どもに対する姿勢を考えさせる題材」

として、
とても丁寧に作られたドラマだと感じました。
スタッフの皆様おつかれさまでした!

心に残ったシーン&台詞(名シーン? 名台詞?)



ピア美「パパと一緒がいいー!」
 子どもにとって才能開花より愛情が大切?
 できる限り両方選択させてあげたいけど。

魔王「お前がいなくなると、オレが寂しい」
 かっこいい親/大人が必要なわけじゃない、
 寂しい時は、大人も素直に「寂しい」と。
 (加藤諦三さんの話にもありました)

とある大先輩とこの話をした時、彼いわく
「それでも日本は恵まれている、
 世界で見たら恵まれている国なのに
 甘えから問題が起きている、自業自得。
 世界には、もっと根本的な生死で
 苦しんでいる子どもたちが沢山いる」


冷たいようでそのとおりだと思う、私の動機も
「日本の施設でがんばる〜!」
では、ない。(無謀な目標「世界の孤児院」)

<少子化の日本>で今起きている児童問題、
本来は

「みんなでちゃんと子どもを大切にする」

ポスト「どうしたらいいのかな」
 魔王「みんなで考えるんだ」


これらで、件数は激減するんだと思う。

最後に、一番の名台詞。
「明日ママがいない」の第6話、
施設長役@魔王(三上博史)の長い台詞。
静かに涙が出てしまったね。涙腺よわいかな?

「世の中がそういう目で見るならば、
 世の中に向けて、
 あいつはそんな人間じゃないって、
 なぜ戦おうとしない?
 臭いものにふたをして、自分とは関係ない、
 それで終わらせるつもりか?
 大人ならわかる。
 大人の中には価値観が固定され、
 自分が受け入れられないものを全て否定し、
 自分が正しいと、声を荒げて
 攻撃してくる者もいる。
 それは胸にクッションを持たないからだ。
 だがお前たちは子どもだ、
 まだ間に合うんだ。
 一度心に受けとめるクッションを、
 情緒を持ちなさい。」

「この世界には、残念だが
 目を背けたくなるような
 ひどい事件や、辛い出来事が
 実際に起こる。
 だがそれを自分とは関係ない、
 関わりたくないと
 シャッターを閉めてはいけない。
 歯を食いしばって一度心に受けとめ、
 何がひどいのか、何が悲しいのか、
 なぜこんなことになってしまうのか、
 そう考えることが必要なんだ。」

「お前たちはかわいそうか?
 本当にそうか?
 お前たちは世界で自分が一番
 かわいそうだと思いたいのか?
 違うだろ。うんざりだろ。
 上から目線でかわいそうだなんて
 思われることに。
 何がわかるってんだ。冗談じゃない。
 かわいそうだと思うやつこそが
 かわいそうなんだ。
 つまらん偽善者になるな。
 つまらん大人になるな。
 つまらん人間になるな。
 お前たちが辛い境遇にあるというのなら、
 その分人の痛みがわかるんじゃないのか。
 寂しい時、そばに寄り添って欲しい、
 自分がそうして欲しいことを
 なぜしようとしない。」


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