未来を担保にするマネー。革新的な金融経済アニメ「C」で現実を考える




ノイタミナ枠の「C」。
まさかの金融経済アニメ。
革新的な題材。
各話タイトルの付け方もいい。
第1話:complication(複雑)
第2話:coincidence(暗合)
第3話:conspiracy(陰謀)
第4話:conversion(転換)
第5話:cultivation(修練)
第6話:conflict(葛藤)
第7話:composition(組成)
第8話:confidence(信用)
第9話:collapse(破綻)
第10話:collision(衝突)
第11話:control(未来)
問題は「C」だけでの検索が時に困難、という点だろうか。
「現在を守るために、未来を使うか」
「現在はなすがままにして、未来を守るか」
完全に、今の日本(および世界)が直面している問題でしょうな。。

公式Youtubeにて全話視聴できます(有料)



日本の年金制度。各国の国債。

世界を飛び交う、実体のないマネーたち。
未来の子孫が返す予定(!)のお金たち。


個人的にも興味ある問題、現実の社会も重ねて思考しながら視聴できる濃いアニメでした。

このアニメ「C」の最終回、自分的な解釈は:
計画的にミダスマネーの価値を失わせ(貨幣量の急増による信頼の喪失)金融街的なバトルを停止させた。戦意喪失した三国。
キミマロが輪転機を逆回転させることで、日本中に散らばっていたミダスマネーを回収。
ただし、すでに日本は実質的にミダスマネーに乗っ取られていたため、「C」も通過したし、未来の日本はドルが支配する世界となっていた……(円では立ち行かなくなっていた現実の世界)
かな? と思っていますが、色々な考察ありますね。

金融バトル・シーンは微妙だとか
最終回のキス・シーンは要らないとか
そのあたりの感想は私も賛成で……

といった諸々を含めても、革新的で最高のアニメなのは間違いないです。スタッフの皆さま、深みのあるアニメを感謝です🙌

最終回といえば、真坂木が
「あなたの気まぐれにはついていけなくなりそうだ〜!!!」
と笑いながら消えていくシーンが印象的。

あなた、とは、
陰謀論的に言うと「闇の支配者たち」
宗教的に言うと「世界を司る神」
……だろうか?
(え?違います?笑)

さまざまなシーンで語られる、我々を見下ろす崇高な存在。アニメ「C」最後に登場した顔の見えない人が「あなた」であり、気まぐれな存在なのだろうと。
正解はない。人はいつも進化してきた。誰もが正しい。道のりすべてが正しい
そんなキレイごとを話しながら、「気まぐれ」と真坂木に半分尊敬・半分呆れたように言われる存在。
人類はどう進化するのか?
次はどんな策を練るのか?
私たちは「あなた」の手のひらで遊ばれているだけかもしれない。
これまでにも世界は何度か「ガラポン」されているのかもしれない。

交換行為があって、未来がある限り――
またそれを担保にしちゃおうか。

欲深い生物にとって、その誘惑は簡単に消せないものかもしれない。

それでも、未来へ向かうのだ。


最終回の計算式、FV=PV(1+7) FV=PV+1 と見えたが、どの数式がどの数式に変化したのか??? とりあえずメモ!

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