寝転び育児のススメ「横になって我いかに子どもと遊ぶか」〜要安静となったあなたに捧ぐ〜


<あらすじ> 嬉しい妊娠、しかし子宮頸管が短くなってしまい(=子宮の位置が下がって胎児が早産や流産の危機)、上の子を抱えたまま「要安静」となった母であったが……!

(室内遊びの日々で、お絵かき力は確実に向上)


当初「安静」の意味をおおいに履き違え、「公園でも家事中もできるだけ座っていればいいのかな」「今までベビーカーあまり使わず寝たら抱っこして歩いてたけど、ベビーカー使えばいいのかな」などと過ごした結果、翌週「子宮頸管がまた短くなってるでぇーーー!(先生@産婦人科)」
ひいぃぃぃーーーーー!!!

妊娠中の「要安静」=できるだけ横になって寝ていること。

だったんですね。
座っていても子宮は重力で下がる、と。。。あぶないあぶない。。。

そういうわけで、寝っ転び育児、寝っ転がり育児、「平日フルタイム、母が横になったままで、上の子といかに楽しく遊ぶか!」を模索する日々が始まりました。
(ちなみに保育所の一時預かりやベビーシッター等々を利用する手もあります。念のため)

時々行き詰まりを感じてインターネットで「室内 子ども 遊び」などと検索しても、「雨の日の遊び方(=親は元気に動ける)」「病後の待機期間の遊び方(=親は元気に動ける)」の事例ばかりが表示され、「親がっ!!! 親が動けない遊び方を知りたいんだよぉぉぉぉぉ!!!

……と、思っているママパパが他にもいるかもしれない。
そういうわけで「自宅で要安静状態での遊び方」試行錯誤、何かヒントになれば幸いです。

★ポイント1.準備/制作の段階から一緒に行うと、長持ち。
事前に準備なんて余裕ないし。子もハサミやノリがグングン使えるようになるお。

★ポイント2.100円均一ショップで汎用性高いグッズの入手を!
「折り紙」「シール(柄付きもいいが単なる●のもの汎用性高い)」「スケッチブック/厚紙」「各種テープ」は本当に重宝します。


【1】 床にビニールテープを貼って、「ケンケンパッ」「道路づくり」「玉入れ」等々〜アイディア次第!
貼るのも一緒に。道路を作ったらオモチャを走らせてみたり、アイディア次第でいかようにも広がる、床ビニールテープ。「けんけんぱっ」は「お母さんもやって」をいかに誤摩化すかが肝になります。


【2】 料理を一緒に。(親が横になってでもできる料理)
パンこねこね~子どもの好きなキャラクターを作ってみたり~。子どもの参加度合いが高くて親も横になれる気楽なメニュー、白玉だんごやドーナツ等々? 料理する前に、そのメニューが出てくる絵本を読んでおくと、絵本の真似をしたりで更に充実。
※イーストが発酵しきったり、美味しく仕上がらないのはご愛嬌。


【3】 お絵かき、やり放題!
我が家の色鉛筆は水をつけると絵の具風に変化(母のお気に入り)、筆でペタペタするのがとても楽しそう。ブルーシートを敷いて本物の絵の具をおおいに塗りたくるも◎。


【4】 ビニールテープでポンポン作り。
ビニールテープを切る、結ぶ、細かく割く、ポンポン作りの工程から一緒に。出来上がったポンポンで踊って、的を設定して投げて遊んで。

【5】 その場で作っていく、簡単な着せ替え人形。
 「スカートは何色で作ろうか」「この靴は100円です」作りながら、お店ごっこも入れたり。


【6】 美容師ごっこ。写真は、タテガミがボッサボサのライオン。
床屋さんや美容師さんの絵本と一緒に。「パーティーに行けるようにキレイにしてください」「耳は切っちゃダメ!」……もし切ったら絆創膏(シール)ペタペタからの病院ごっこも。


【7】 お絵かきを切り抜いて、リンゴを数えたり人形劇したり。
着せ替えと同じ気もするけど。「ブドウ狩りに行きましょう〜いくつ取れるかな」「お皿にリンゴを3つください!」「赤ちゃん抱っこして」等々、これまた物語をすすめながら、描き描き切り切り。


【8】 靴下に色々貼り付けて、簡単な指人形?腕人形?作り。
とある絵本に出てきたものを「これ作ってみよっか」と見よう見まねしてみました。●シールで目を貼ったりが楽しそうだった。手袋で作ったほうが手にはめて遊びやすかったかな。



【9】 雪だー!!! からの、お掃除まで。
不要な紙を一緒に細かく切って。「雪だー!」と人形や子どもに振りかけたり、パラパラ存分に遊んだ後は、ほうきとちりとりでお掃除、床の雪をビニール袋またはゴミ箱へ回収。「片付けまでが遊びです」的な。写真のほうきとちりとりは新聞紙等で作ってみたものです。


【10】 段ボールで簡易カルタ。今好きなキャラクターを前面に!!!
裏返して「●●はどーれだ!」等々。子どもの中で今ホットなキャラクターが描かれているとやはり気分も盛り上がるようで、ヘビーローテーション・グッズになっています。ブームに合わせて追加入れ替えも自由自在。
※自宅にはテレビなく全く見せていなかったが、実家に帰るやテレビのお世話に……我が娘もついに覚えてしまった「お母さんといっしょ」「いないいないばぁ」。



【番外編】 ブルーシート片手に、お庭へ、あちこちへ…… ブルーシートさえあれば、いつでもどこでも転がれるよ……!!!
「ピクニックしよ〜」とごはんやおやつ、「泥んこ遊びしよ〜」とスコップやバケツ、そして片手には必ず大事なブルーシートを握りしめて。
遊ぶ子どもの傍らで、母はブルーシートを敷いて転がっています。
ちなみに、所用で児童館に行った際も「人がいない! 今なら転がれる!」と床にいそいそ転がってみました。それから、公園でも砂場の横でブルーシート敷いて転がってみました。
きっと傍目から見たら時々ヤバいかもしれません。でも平気。

パズルにブロック、風船にボール、塗り絵にぬいぐるみ、市販のおもちゃも使いつつ、できる範囲で試行錯誤を楽しみましょう٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
(そして、そんな試行錯誤「こんな遊び方も有効だよ!」も大募集! 渇望……!)

安静にしていることで時々「私の今は一体……」「上の子に我慢させている気がして申し訳ない……」停滞感が湧くかもしれません(私は湧きました)。
しかし無理は禁物、まずはお腹の命が第一です!!!


追伸:寝転び育児のデメリット。
・立ち育児よりも、ウッカリ寝やすい。規則正しい睡眠を。
・子どもが、親の真似をして寝転がりやすくなる(気がする)。
・第三者との交流機会が減る。って、入院しても同じかね。