「われわれはすべて自惚れのある高慢な生き物ですから」……ルソー『エミール』とジョン・ロック『教育に関する考察』と保育士おとーちゃん、歴史に残る人物/著書はおもしろい



先日の保育士試験で「ギャフン」となった、ルソー『エミール』の文章抜粋の問題……「難解で有名なエミール、どうせ読んでないもんね〜ちくしょ〜」

今さら、まずは漫画でサラリと読んでみました。 

お、おもしろすぎ。。。

この時代に、こんなこと考えてこんなこと書いていたなんて、ルソー、、、「露出狂の変態」で「我が子は放置のトンデモ親父」だと遠巻きに見ていたが、さすが、歴史に残る人物/著書は、おもしろいんだわ。。。。。

他の人々の保育系著書も読まなきゃって気になってきた。うーん、ワクワク。

「気になるけど原典の壁は高いよーん!泣」て名著、まんがで読破シリーズを入門にするの、良いかもです(ちゃんと論じるなら原典ですけどね、漫画は読みやすさ重視で内容が取捨選択されていそう)。

そして保育士おとーちゃんのブログ、2009年までの過去記事と分厚いコメント欄すべて「読破」してしまいました。ひーーー自分のやる気がこわいーーーーー「読破して(相手の想いを全部知って)からお便りしよう」 さっそく保育士おとーちゃんにアクセスもしてみました。ワクワク。

続いて、1690年のジョン・ロック『教育に関する考察』

エミール要約が面白かったため、育児に関する他の歴史的書物も読んでみようシリーズ。


案の定、面白い……。

ユーキ●ンで学んだ「ロックのキーワード:紳士教育、躾重視で厳しい(タブララサとか健全なる精神は健全なる肉体に宿るとか)」的なイメージとだいぶ違うぞ。やはり原典ですな。。。

「紳士には(知識や財産よりも)徳のあることが第一!!! そのために良い躾=自分も他人も蔑まない不屈の心が大事」

……とにかくこれが基軸。その時点で紳士のイメージ覆された。

徳。

ほぼエミールじゃないか。

そして「体罰否定」!(「懲罰が必要になってしまう背後には放任か甘やかしがあります」)とはいえ「子どもの言いなりにならないこと」(欲望充足を習慣にさせるなら、大人になっても欲望のままに酒や女も与えるんだよね?と皮肉、つい笑った)、「じゃあ躾どうすんの」というと、最大の尊敬を子どもに払って……と書かれてます。

尊敬と甘やかしは違う。子どもの性質を重んじ、例えば勉強も遊びのように楽しく素晴らしいものとして与えなさいと。

「体罰否定」「放任と過干渉の問題」各種キーワードに、保育士おとーちゃんのブログ記事が脳内をよぎりまくっておりました。

1690年から現代まで、脈々と続く子育てエッセンス。

でも今も社会に完全浸透とはならない。

その他、子どもの話かと思ったら「われわれ」に波及するスパイシーさも面白かったです( ̄▽ ̄)↓↓↓

「われわれはすべて、つねに、身近にあるものの色になる一種のカメレオンです」

「またわれわれはすべてゆりかごにいる時代からすでに、自惚れのある高慢な生き物ですから」

0 件のコメント:

コメントを投稿